一番最初─。


あなたに出会ったのは…。

暑い日だった。


待ち合わせのコンビニまでたった3分。


なのに汗だくになった私。

散々着ていく服を悩み、スカートは却下でいつものデニムにした。


髪型もしつこいくらい鏡を見てた。ストレートなのに(笑)
そういえば前髪が少し伸びてて切ってったな。

あなたがいた。

強がりデニムに強がりシューズ。

やってしまった。

会ってすぐ後悔した。


もっと女の子らしい服装にすれば良かった…。


いや最初から気合い入ってるとか思われたくないとか勝手に思ってたからいつものになっただけ…。

よく喋る私と頷くあなた。
日が沈み、雰囲気のあるお店に到着。

覚えてるオレンジ色の照明と丸いテーブル。


目の前にあなたが確かにいた。

いつも遠くに感じてたあなたが目の前でニコニコ微笑んでいた。



時間はあっという間に過ぎていった。