これは夢じゃないだろうか。


今、空の口から“好き”と言う言葉を聞いた。



「…な…渚くんが…好きです」


その“好き”が俺に向けて言われた言葉だった。


その言葉を聞いて俺も空を抱きしめた。



「俺と付き合ってくれるか?」


「…うん!」


空は顔をあげ笑顔で答えてくれた。





この日が俺と空の始まり。



いまいち関係が分からなかった俺らが恋人になった日。



この日を一生忘れない。



本気で好きになった女と想いが通じた。


キミも俺を好きでいたなんて驚いた。


でも嬉しかった。


すごく愛しいと思った。