「そっ空?」


どうして泣いているのか分からなかった。


そんなに俺の告白が嫌だったのだろうか。



「やっぱ…迷惑だったか?」


空は首を横に振る。


だったらなんで…っ!!!



空は俺に抱きついていた。


「…空?」



まだ黙っている。


でも泣いている。



「……ゆっ…夢じゃ…ない?」


かすかに聞こえる空の声。



「うん。空が好きだよ」


「……き…」


「えっ?」










「…好き」