「…いてくれるといいなぁ」
空は小さく呟いた。
「彼氏とかいなかったのか?」
“一度でもいい”と言う言葉が気になった。
彼氏がいそうなのに。
それにいるかどうか気になる。
「生まれて一度もいないよ」
心の中で小さくガッツポーズをした。
表には出さなかったがすごく嬉しかった。
「男の人を好きになったこともないの…」
空は付け加えて言った。
十何年生きている中で男を好きになったことがない奴がいるなんて思ってもみなかった。
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