「・・・たい。」 『恵美華?』 あたしは、自分の手を、ぐっとにぎりしめた。 「お兄ちゃんと、一緒に暮らす!!」 あたし、お兄ちゃんと一緒に暮らす。 暮らしたいから。 『恵美華は、やっぱ、俺の最高の彼女だよ!!!』 お兄ちゃんは、満面の笑みで言う。 あたしは、また彼女って呼ばれた事が嬉しくて、嬉しくて・・・・。 また、少し目が潤んだんだ・・・。