教会には、あたしの泣き声が、響いていた。 『恵美華・・・・?』 あたしに、優しく声をかけるお兄ちゃん。 『一緒に暮らそう・・・・。』 なんて言ったの・・・? あたし、今、一緒に暮らそうって聞こえたんだけど・・・・。 「え・・・・・?」 『やっぱ嫌だよな・・・。』 お兄ちゃんは、悲しそうな表情を浮かべる。