ずっと、唇をかんで、黙り込む理紗。






「………ごめん」


ごめんって………。


「謝んなくていいんだよ!しょうがないよ!」


口が、勝手に、動き出す。


そうでもなきゃ、涙がでる……。


理紗が、悪いわけじゃないもん。