「あ!あたしんち、ここだから!」


クルッと、背を向けて、家に向かって、歩きだした。


『矢野!!』


「なにッン…!」


振り返ると、あたしの唇には、ゆうの唇が触れた。


「…ン、ハァ!」


『じゃあ、そういう事だから!』