「俺も…話したいことがあるんだ。」


「……え?」


「おっ、俺と付き合ってほしい。」


「え?」


あんまりに突然すぎて、全く予想してなかった言葉すぎて、瞬間的に声を発して、俯いていた顔を上げてしまっていた。



そこにわ……


一緒に歌おうって誘ってくれた時見せてくれた、真剣な顔をしている沢北さんがいた。


「ダメ…かな?」

上目遣いで聞いてくる沢北さん。

そんな顔みせられて、無理です、なんて絶対言えない。


でも待って、あたしわ沢北さんが好きなの?
好きじゃないのに、断るのわ可哀想だからって、OKしていいの?