どんな顔してるのか、気になって後ろを振り返ると――…
「沢北さんっ!!!??」
「気づくのおせぇよっ!!!」
「えっ?」
…どうやら待たれていたのわ、あたしだったらしい。
2人で、夕日に照らされた道をとぼとぼ歩いてく。
なんか…、ちょっと緊張するかも。
「その、どうして、待ってたんですか??」
「あぁ、えっと…、話したい事があるんだ…」
顔を赤めてそういう沢北さん。
何?もしかして―――…?
そんな顔見せられて、期待しない女子高校生がどこにいるんだろうか――。
ましてや、男子に飢えている、女子高校生が。