あの合コン?から一週間。


あれから、あたしわ1曲も歌わなかった。
ただ、ボーっと園田くんとみさきがディエットするのを見てたり…

沢北さんも、あたしと同じようにボーっとしていた。



その後わ、別にアドレスを交換するわけでもなく、みさきと一緒に帰った。



沢北さんのことわ、まだ頭のどっかに残ってるけど、何も知らないから、何も進展わなし。いや、リステンダーズが好きなことわ知ってるか…。


「美~香!!」

ガバッ

朝1人でとぼとぼと登校していると、後ろからやけに明るい声で走ってくるみさきが抱きついてきた。

朝わ低血圧のあたしわ、正直この声が…くらっとくる。


「ん?何??」

ゆっくりみさきの方に視線をずらすと、頬を赤らめて笑っていた。



これわ―…、いいことあったな。

みさきとわ、付き合いが長いせいか、顔をみただけで何があったとか、何をいいたいのかなんとな~く分かってしまうという、能力がついてしまった。