若林は 自分ひとりの限界を知った。 いままで 誰かが指示してきた。 親が 学校の先生が 友達が 自分で考えて行動してきたつもりが…… 誰かの指示をせんたくしていたのに過ぎないのだ! ひとりじゃー何も出来ない… 今の若林が 絶望していたのはそう言うことだった。