それだけ好きだった。

翔のことが好きだった。

忘れさせるなんて言われたって

忘れない…

あたしの心が忘れさせない…

あたしが、忘れたくない…

ヴヴヴヴヴヴ

受信:裕也

『気をつけて帰れよ!また月曜な!』

こんなにも優しくしてくれるのに…

心配してくれているのに。

なんであたしはこの人じゃダメなんだろう…

『ありがとう。おやすみなさい。』

あたしはすぐに返信をした。

この人は…

なぜこんな最低なあたしを

好きでいてくれるんだろう…。