翔が…

あたしに何を言いたくて

なんで泣いたのか…

「わからない…」

少し沈黙が流れた。

「ねえ。」

「ん?」

「俺と、付き合わない?」

「うん…。」

少し胸が痛くなった。

裕也の顔が近づいて来た。

どうしよ…

こういうことも…するんだよね?

ちょっと怖かった。

「あ、悪い悪い!いきなりこんなのなしだよな!ごめんごめん!」

あたしの表情に気を使ったのか裕也は顔を離した。