「裕也のこと、どうすんだ…?」

え…?

「どうするって…。断ろうとしたら…待ってって言われて」

「そっか。」

「うん…」

一瞬沈黙が走った。

「あんときな…俺。」

「いつ…?

「あ、あぁ…ほら、2年の冬」

あたしと翔が気まずくなったあの日か…

「あのときから裕也はお前のこと好きだったんだ…まだ言ってなかったけど、俺はなんとなくわかってた…」

翔…?

どうしたの?

「俺も…お前のこと好きだったんだ。」

え…?