もうちょっと待ってるか…

あたしは柱に寄りかかった。

あったかくて…心地いいかも…

そのまま目を閉じた。

―――――――。

暖かかった。

頬にかかる暖かい吐息。

唇を少し押されるような感覚…

あたし…

なにしてるんだろ?

「…ホ!」

ホ…?

誰の声?

「おい!おきろって!ミホ!!」

あれ!?

あたしは目を開けた。