その証拠に、あたしの裕也を見る目は変わった。

今まではただの友達だった。

翔まではいかなかったけど結構仲良かったし…

「わかった…」

あたしもこれを機会に

ほんとうに誰が好きなのか…

見直さなきゃ…

今のあたしには好きでいる資格なんかない…

翔を好きでいる資格なんてない…

「ほら、もうつくよ。」

家を出てから30分たっていた。

翔たちは試合の最終会議をしている。

「いたよ、うちの学校。」

裕也の指差す方向にはうちの学校の集団がいた。

「ばれるとやばいからとりあえずあの柱の影で見てようぜ。

「うん!」