翔が元気になってくれたのは嬉しいんだけど…

やっぱ友達だよね~。

あたしは翔のほうをみた。

「ん?どうかしたか?」

「いや…、別に…」

目をそらすと翔は他の話題を持ちかけてきた。

「昨日の見た?」

…あぁ、ドラマかぁ。

「うん、見たよ?微妙なところで終わったよね~」

「たしかに、あの終わり方はないな。」

もう、あたしの恋も先がなくて終わりそうだよ…

「女だってさ、好きなら言えばいいのにさ!」

「でもあれは言えないって~!」

「いや、好きならはっきり言うべきだ。」

って…あたしの場合あんただから言えないんだけどな。

「あの男にも問題あるって!告らせにくくさせるようなことばっか言ってんだもん!女が困っちゃうって!!」

あたしはもう必死になっていた。