「俺!?」

「うん…」

ちょっと困った顔をした後翔が口を開いた。

お願い…

いないで…

「あ〜うん、一応…いる」

そっか

いないわけないもん

翔だもん

この年頃だもん

誰だって1人くらいはいる

普通じゃん

ぜんぜんいておかしくないじゃん

いないでほしいってだけで

あたしの気持ちでどうにかなるようなもんじゃないもん

自分から聞いといてなに落ち込んでるんだろう…

でも…

ショックだ〜