「ミホに中途半端は嫌って言われたから考えた。」

うれしい

翔が…

やっと振り向いてくれた。

「ミホがいいんだ。」

あたしは頷いた。

「あたしも。」

「しってる。」

翔は悪戯っぽく笑う。

ばか…

やっと振り向いた。

長かった。

2年。

あたしの2年。

いろんなことがありすぎた。

翔の一言で傷ついて

何度も泣いた。

「これからは、ずっと一緒だ。」

「うん。」

お互いをきつく抱きしめあった。