もっと楽しく花火見ようよ…

あたしが泣いたことなんか

どうでもいいじゃん…

あたしに気をつかうことで

雰囲気を壊さないで…

「やめてよ…」

「え?」

「花火は楽しく見ようよ…」

「でも…」

「見るの!」

あたしは叫んだ。

3人とも唖然としている。

「あはははは~」

大友が笑った。

あたしも裕也も翔も笑った。

「楽しもうな。」

「うん!」

なんか…

みんな平気だ!

「た~まや~」

大友が叫んだ。

「た~ま~や~」

あたしも続けた。