もう!逃げ出したい!!!

あたしはもう一度客席を見た

え......

うそ!!!!!

木の陰にいるの......

翔!!!!!

あたしはすぐに舞台裏にもどった

うわ......

顔が....あっつい......

会場がざわついている

もうお食事券とか....そんな問題じゃない.....

翔に....きか........れ....た........

「はぁ」

あたしはため息をついた

まあもうしょうがないか......

そんなときだった

「あんた、彼女じゃないのにね」

絵美....

「うん。ごめん」

絵美の顔は見れなかった

夕日が沈みかけていた。