公園についたのは7時ピッタリだった。

絵美はまだ来ていなかった。

あたしは近くのベンチに座ることにした。

「ごっめ~ん!遅れた~!!」

絵美が息を切らしてかけてくる。

「あ、いいよいいよ。」

あたしは笑った。

とても深刻そうな話には思えなかった。

絵美はあたしの隣に座った。

「ミホは…好きな人いないの?」

翔だけど…

絵美には言えないよ…。

「いないって!」

あたしは言った。

「嘘でしょ?」

少し冷たい言い方だった。

「なんで?」

絵美は少し下を向いた。

「だって、裕也と別れたの誰か他に好きな人がいたからなんでしょ?」

その情報…

どこからきたんだよ…。