「ガン見なんかしてねーよ!」

大友は目をそらす。

…ふぅ

とりあえず…

気づかれずにすんだかも。

「じゃ、俺こっちだから!また明日な!」

「おう1じゃーね!」

あたしは帰りの道を急いだ。

18時10分

あともうちょいで家だ…

荷物…重っ

あたしは歩き続けた。

絵美との約束は7時だから間に合うけど

おなかすいたし

早くご飯食べたいな…

「腹減った~」

あたしは一人つぶやいた。

って

なに一人でしゃべってんだか…

むなしいな。