********玲目線*********






千秋はあたしの頭を包むように抱きしめた





白いパーカーからは千秋の香りがする







「千秋?濡れちゃうよ」


「いーの」


「・・・・・電気・・つかないね」


「つかなくていい」


「え?」


「このまま・・・少しでも玲といたいから」


「いつも一緒じゃんよー」


「や、なんか違うの!今は」


「へぇー?」


「そういえば・・・この前の消えそうだね」


「?」





千秋はあたしの肩にキスをする






「あっ!」


「じゃあ、俺出るね」







千秋が出て行ってから少しして電気がついた