真っ青な空に、ぷかぷかと白い雲が浮かぶ。 ――夏だ。夏なのだ。 「―…綺麗だね」 フッと誰かが、そう呟いて、通り過ぎてゆく。 驚いたあたしは、思いきり後ろを振り返った。 そこには、茶髪のスラッと背の高い少年……って、この人!!!! ――――――桜木遥《サクラギハルカ》。 「さ、くらぎ…くん?」 そう言うと、桜木遥は振り向いた。 「知ってるんだ?」 当たり前やないかーー!! 《↑↑何キャラだよッ!笑》