―――食器を片付け終わってすぐ、お風呂に入った。
そして、ベッドにボスンと身を投げる。
いまも変わらず、一緒のベッドで寝られる事が、唯一の救いだよなあ…。
ふと、そんな事を考える。
学校での彼方との繋がりがほぼ無いに等しい今、繋がる場所は”家”しかない。
それだけが、由実夏より優位に立てる、唯一のモノなの―…。
それを奪われたら、私はどうなるんだろう。
彼方を忘れられるかな。
忘れられずに毎日泣くのかな。
―――――――――――――答えは簡単だよ。
…忘れられる、ハズが無いでしょう…?
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