ぐーっと伸びをして、屋上の裏に回る。 屋上にある小部屋の窓から中を覗くと、埃をかぶったもう使われていない用具たちがたくさん見えた。 入ろうと思ったけれど、埃が気になってやめた。 そのまま、小部屋の外側の壁に寄り掛かって、そのままズズズ…とさがって座った。 目を閉じて、深く深く呼吸をした。 心を落ち着かせる。