何を思うのだろう。 俺は。 あいつの後ろ姿を見て―――。 席替えをした。 隣だった俺と奈々は、見事に離れた。 俺は2号車の一番後ろで、奈々は3号車の真ん中らへん。 俺の前は、雨宮雫《アマミヤシズク》。 隣は、伊野琴葉《イノコトハ》。 二人とも大人っぽくてしっかりしてるから良かった。 この席に居やすい。 由実夏は2号車の一番前。 利翔は1号車の前から2番目。