「う…ぅ……う……」


「ワッ!?お前、泣いてんの!?」

「だって……グスン…
安心したら…グスン……

涙…出てきたんだもん……



仕方ないでしょう……」




「お前…泣くな…」

「ムリ…涙…止まらないよ……」



「おい!?」


焦りだす、最低男

さっきの男らしさとは
全く違って

慌てて
デニムのポッケから
ハンカチを取り出して


「ほら……使えよう」

って、渡してくれた


「あ、ありがとう……

意外と…やさしいんだね…」


「意外って言うなよ。」

「ごめん……」