(熊君が私を見てる・・・?)




少し胸がドキっと鳴ったが、

うーん、

熊君が私を?



何となく、熊君が恋愛をしている姿が想像できない。


ましてや私を。



何だかもう分からなくなってしまって、頭を抱え込んだ。



それを見た皆は、やっと解放してくれる気になったようで、

しかしそれでも、


「ま、どのカップルができるか、私達は賭けでもして楽しませてもらうから。
梨恵、頑張れ!」



なんて応援をされてしまった。