「・・・郁真と付き合えばいい・・・。
元々好きだったんだろ・・・」


熊君がポツリと言った。



「何言って・・・無理でしょ、もう私達3人共!」



私は叫んだ。


しかし、その叫びは熊君の声によって遮られた。



「泣くな!
梨恵が無理って言うなら、もう抱きしめてやれないんだから!」



熊君はグッと拳を握って下を向いた。