鼓動は四つ聞こえた。四つとも微妙に違う。一番はっきり聞こえる鼓動に合わせる。
頭の中に自然と言葉が発せられる
「ライカ。」
今までにない巨大な電撃が発せられる。
(これが、無から有への力かな。)
次の鼓動に合わせる。
「ジクル」
電撃がはっきりした槍の形をして飛んでいった。
次の鼓動はまだわずかにしか聞こえない。
「ヴァイル」
自分の回りに雷の檻ができた。
次の鼓動は上手く聞こえない。
(もう無理だ。)
そうすると、さっきの状態がきれた。
「ハァ、ハァ、ハァ」
(すごい集中力を使うな。殺意だけじゃダメなのか。)

ネオに
「ネオの技って四つ??ライカ、ジクル、ヴァイル、あともう一つ??」

「いや、五つだ。最後の技は特別な技だからな。」

「特別な技??」

「ある条件がある。だが、まだ早い。四つを極めるのです。」

「うん。」