「暑いー」 私は言った。 「だね」 「そうだな」 準備体操も終わって、私達は用意された椅子に座っている。 私の横には結菜と壱耶が座っている。 チームで分かれて座るから、同じチームじゃない陵はいない。 「魅羽さん、次は僕達の競技ですよ」 後ろに座った優真君が、パンフレットを見ながら言った。