‘百合華はどこだ’

頭にはそれしかなく話しかけられても無視しキョロキョロ目線を動かした



その時なぜか耳に入ってきた



『あの百合華をやっちゃってるらしいぞ覗けるからみてみる?』


音楽が鳴り響いているのにその声ははっきり聞こえた


「おい、一弥どうした?」


俺の異変に気付いた司が顔を覗き込む


その瞬間、先ほどの声の主の胸ぐらをつかみ睨みつけた