「司?」


一弥は前に座る司を見ると眉間にシワを寄せて女の子を睨んでいた


(ガタッ)


「おい!待て、愛海!」


司が立ち上がり女の子を走って追いかけて行った


ちょうど昼休みに入っていて図書室や廊下に人がいて、司の事に気が付き騒ぎ初めてしまった


奥にいた一弥も見つかってしまい静かだった図書室がざわめきだした


一弥は横で怯える優花の手を握った