少しするとコツコツと足音がした


その音に合わせて心音が高鳴る


机の上の本を見ているけど瞳には入っていない


そして足音が止まりあの香りに包まれた


背後から優しく腕をまわす
肩に少し重みを感じ息が耳にかかった