「手首にひび……」
どうしよう
「『これから病院行くから』って今、保健室の先生から言われて、大野キャプテンのカバンを保健室に持って行くんですけど……」
わたしのせいだ……
「……美咲先輩、大丈夫ですか?顔、真っ青……」
「あ、うん……」
大野……
「……大野キャプテンのカバン、美咲先輩持って行って貰っていいですか?」
「わたし……」
桃ちゃんの言葉に、わたしは思わず首を振った。
「……大野に会う資格なんてわたしには無い……」
・
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…