「歓迎パーティだ!イエーイ!!」


この間、

このどうしようもないヤツラがいる、どうしようもない放送部に入部したオレ、瀬名遥斗。

けど、今ではそんな部活に慣れてしまっている。


おかげで、コイツらのことも少しずつわかるようになってきた。


「イエーイ!パーティ!パーティ!」

部のムードメーカー、津賀千世。

「場所はどこでやんの?」

小悪魔的な日向文奈。

「のえるんチ!でっけぇじゃん!」

部長の渋谷智樹。

「あー、ウチだめ。」

真面目イケメン、伊藤のえる。

「じゃぁ、どこにする?」

「カラオケは?」

「いいね~。パーとワーと!」

「はるちゃん、それでいい?」






「よくない!!つーか、うるさい!今、何する時間だよ!」

「歓迎パーティの話し合い。」

「ちがーう!部活だろ!部活中!」

「…あら、はるちゃん。やる気満々ね!」

「はるちゃん言うな!」

「瀬名きゅんの歓迎パーティなのに…」

と、津賀。

「瀬名きゅん言うな。」

「遥斗は嫌なの?」

と、日向。

「呼び捨て!?」