あれは…
暑い夏休みの出来事だった。
「あっちぃな~…あっちぃな~……あっちぃな~。」
「なんだよ、はるちゃん!!!」
夏休みなのに、
運動部じゃないのに、
やることもないのに、
こうやって放送部は集まっていた。
「…なんだよ?…こっちが聞きてーよ。」
「オレたちが集まってる意味がわかんない。」
俺に続いて、のえるも言った。
「なに!?のえるまで!…あのね、チミたち…放送部は文化系の運動部みたいなもんなわけ。だからほんとは毎日部活動をしなきゃいけないの。それを週に2日だけ集まることにしてあげてんだから、ありがたく思え!」
「やることないのに集まることないじゃん。」
「あるの!!」
「なんだよ、言ってみれ!」
「できれば簡潔に。」
「……んとね、まず…」
これはオレたち男子の会話。
そしてこれが女子たちの会話。
「急にモデルやってくれ!って言うんだもん。しかたないよねー。」
そう言ってポーズを決める。それをデジカメで撮る、津賀。
「文奈ちゃん、いいよ!最高だよ!」
「当たり前じゃん!こんなスタイルいい女がいる?」
「いません!!」
津賀は敬礼のポーズをとると、またシャッターを押した。
暑い夏休みの出来事だった。
「あっちぃな~…あっちぃな~……あっちぃな~。」
「なんだよ、はるちゃん!!!」
夏休みなのに、
運動部じゃないのに、
やることもないのに、
こうやって放送部は集まっていた。
「…なんだよ?…こっちが聞きてーよ。」
「オレたちが集まってる意味がわかんない。」
俺に続いて、のえるも言った。
「なに!?のえるまで!…あのね、チミたち…放送部は文化系の運動部みたいなもんなわけ。だからほんとは毎日部活動をしなきゃいけないの。それを週に2日だけ集まることにしてあげてんだから、ありがたく思え!」
「やることないのに集まることないじゃん。」
「あるの!!」
「なんだよ、言ってみれ!」
「できれば簡潔に。」
「……んとね、まず…」
これはオレたち男子の会話。
そしてこれが女子たちの会話。
「急にモデルやってくれ!って言うんだもん。しかたないよねー。」
そう言ってポーズを決める。それをデジカメで撮る、津賀。
「文奈ちゃん、いいよ!最高だよ!」
「当たり前じゃん!こんなスタイルいい女がいる?」
「いません!!」
津賀は敬礼のポーズをとると、またシャッターを押した。