私にしてみれば、現実的だからこそ、余計に気持ち悪い。 そして、そんな得体のしれない彼が言う『自動販売機が壊された』事件には、 全く興味を持たなかった。 まぁ、興味を持ったところで、私の物語とは違うところで 勝手に始まり 勝手に終わる。 だから、この事件の話は私の物語では二度と登場することはなかった。