長い、白い世界。 ずらずらと つらつらと 自動販売機が並ぶ。 その中を、歩いていた。 自動販売機には、缶ジュースではなくて、 便せんが展示されていた。 やがて、弥生は ある自動販売機、 ある展示品 の前で立ち止まる。