でも、三つ子は無理だよ。




考えただけで頭痛がした。




三人のオムツ一度に変えれないし、三人にどうやってミルクくれる訳。




「奈都、額にシワ寄せて何を悩んでるの。」





母さんが悪いんだからね。




「母さんが双子とか三つ子だとか言うから、もしそうだったらって考えたら怖くなった。一人では育てられないよ。」




母さんが又笑った。




「三つ子だろうが五つ子だろうが、みんなで育てればなんてことない。」




三つ子が五つ子になってるし、考えただけで鳥肌が立った。




絶対三つ子は無理だ。




五つ子なんてあり得ません。




でも、日に日にでかくなるこのお腹。




もしかして?




ない、ない。




私、大丈夫かな。




お願いだから、無事に生まれて来て下さい。