急にでかくなって足元が見えないから、階段の上り下りがきつい。




「奈都もしかしたら双子かもね?いやもっと多いかもよ。」




双子だなんて、そうだったらどうしよう。



「まだ琢磨に手かかるのに、双子なんてあり得ないよ。」



母は私をからかって笑ってる。




母さんは自分の部屋に戻ってください。



「他人事だと思って楽しんでいるでしょ。マジで双子だったらどうしようかな。」




なんか冷や汗が出て来たし。



お腹の中で赤ちゃんが暴れだした。




もしかして、本当に双子かも。




もし、そうだったらどうしようか。




一人で悩んでも仕方ない。



双子でも三つ子でも大丈夫、と思う事にした。




みんなの手を借りれば、きっと何とかなるはずだから。