俺の予想通り。



非常階段に咲夜と恋はいた。





「あ…聡。」





恋が先に俺に気付いた。



空気の読める恋は、その場を立ち去った。



いや、空気読めてんのか…?



この空気は気まず過ぎる…。





「「………。」」





お互いに一言もしゃべらない。



咲夜に至っては、背を向けて俺の方を向こうともしない。