「だっで~、おんとにおんとにぼぅ…。」





泣いている恋の言葉は解読不能。



でもそこまで喜んでくれてるのが、今は素直に嬉しい。



て言うか、今は何でも嬉しいと思う。



だって咲夜と付き合えることになったから。



長年の恋が実った。





「焦れったくてしょうがなかったんだよ、もう!!」





ようやく泣き止んだ恋がいきなり言いだした。



どういうことだ?





「だって、あたし聡の気持ちもサクの気持ちも知ってたもん。」