観覧車と言う狭い密室の中で2人きり。



俺の心臓が正常じゃないスピードで脈を打ち始める。



…やばい。



目の前に座って夕焼けに釘付けになってる咲夜から目が離せない。



『キレイだね~』って言いながら俺に笑顔を見せる咲夜から目が離せない。



今にも気持ちが溢れ出してきそうだ。





「聡、景色見ないの?」


「咲夜。」


「ん?」


「…好きだ。」