……まだ、あるの?


予想もしていなかった言葉にかたまってしまいました。

どうやらあたしはビックリしすぎるとかたまって、敬語になってしまうらしいです……。


手紙の最初のころもすごくびっくりしてたな~……なんて思いだしている場合じゃなくて。


「まだあるの……?」


びっくりしつつも頑張って聞いてみた。

まぁ、まだあるって言ったのは翼だから、まだあるのは聞くまでもない気はするけど……。


「あるよ、とっても大事なプレゼント」


とっても大事な……プレゼント……?


「今後の人生に関わるようなとても大事なプレゼントなんだ」

「え!?」

「さっきのチョコレートケーキやその絵もそうだけど、世界でたった一つしかない、とても重要な、大事なプレゼントなんだ」


そ、そんなに大事なプレゼントをあたしなんかに渡しちゃっていいの!?