「____飛び越えよっか。 うん、そうしよう。」 桜花は一人納得し、そのままフワリと飛び上がる。 勢いもつけずに軽く跳んだだけにしか見えないのだが、5mはあるであろう塀を軽々と飛び越えたのだ。 裏で生きる『舞桜』こと桜花だからこそできる芸当である。