太陽君は眉を八の字に曲げ机を見た



太陽君の顔はだんだん赤くなっていく



私の顔も同じように染まっていった



「葵、可愛すぎ・・・」



太陽君は私の頭に手を置いた



私は恥ずかしすぎるよ・・・



「俺も彫ろっと♪」



そういって私の机に転がっている彫刻等を拾った



「えっ・・・えぇ!?」



私はその姿をただただ見つめる



太陽君は机の右端に“好き”と彫った



「ま、思い出に?」



太陽君はそういい笑った



「あはは。そうだね」



私もそう笑った



「で、話って何?」



「話っていうのは・・・家のことなんだけど・・・」